ダメージケア
健康な髪に必要な条件とは
公開日:2022.02.20(最終更新日:2022/10/15)
こんにちは、prismvovoです。
健康で美しい髪はどのような状態であるかご存じでしょうか?
健康な髪を維持するには次の4つ条件が整っています。
①アミノ酸
②水分(11%~13%)
③油分(適度)
④pH値4.5~5(弱酸性)
現在、何らかの原因でダメージを受けている髪を少しでも修復するには、
この4つの条件が必要になります。
髪の毛の約80%は「ケラチン」というタンパク質で作られています。
そのうち70%が「ケラチンタンパク」というもので成り立っています
ケラチンは18種類のアミノ酸の結合によってできており、
構成されるアミノ酸の割合で、髪の毛は硬ケラチン、皮膚の角質層は軟ケラチンに分けられます。
その他にメラニン色素が4.5%、脂質が1~6%、そして水分は11~13%という割合です。
このバランスであれば髪の状態が良く健康な髪を維持できていると言えます。
①アミノ酸
シャンプーの洗浄成分には、大きく分類して3つの種類があります。
1、市販で多くのシャンプーに使われているのが石油系のシャンプー
2、アルカリ成分が髪に残る石鹸系のシャンプー
3、髪や頭皮の形成に近いアミノ酸系のシャンプー
3のアミノ酸系の洗浄成分で洗えば、髪や頭皮も肌も傷むことはありません。
特にダメージを受けている方は100%のアミノ酸系界面活性剤で洗うことで、
失っているアミノ酸、水分、油分を補給することができ、
髪や頭皮を健康な弱酸性に導いてくれます。
しかも上質なアミノ酸系の界面活性剤である必要があります。
”髪にやさしい主なアミノ酸成分”
・ココイルグルタミン酸
・ココイルサルコシン
・ココイルメチルタウリン
・ココイルメチルアラニン
②水分
髪の毛は入浴すると当然、水分量は多くなります。
入浴後の髪の毛の水分量は30%~35%にもなります。
健康な髪の毛は基本的に11%~13%の水分量です。
髪の毛が乾燥してくると水分量が減ってきますが健康な髪となると最低でも11%は保ちます。
髪の毛は本来、非常に水分を吸収しやすい性質を持っていますので、
少し湿度が変わるだけで髪の毛に含まれる水分量が変わってきます。
水分ばかりに目が行きがちですが、実はその大部分を占めているタンパク質が重要になってきます。
しかし、髪の構造上、多くのケラチンタンパクは水分が失われるともろくなり、
ダメージを受けやすくなるため、水分も髪にとっては重要なものになってきます。
③油分
髪の毛の皮脂膜という油分が減少すると水分を保つ力が弱くなります。
髪の油分は水分をしっかりと守っていたはずが、
油分が足りないと守りきれずに水分は失われてしまいます。
髪の水分を保つには適度な髪の油分が非常に大切になってきます。
毎日のケアで水分と油分をしっかりと与えなくてはいけません。
特にダメージ毛やエイジング毛は、ドライヤーをする前に濡れている状態でオイルやミルクなどを
損傷部や毛先を中心につけて乾かしてあげると内部補修をしつつまとまりある髪になります。
④pH4.5~5
健康な毛髪のpH値の理想は4.5~5程度の弱酸性が理想です。
さらに髪のキューティクルはpH値の変化で開いたり閉じたりするという特徴があります。
酸性はキューティクルが閉じ、アルカリ性はキューティクルが開くという性質があります。
こうしたキューティクルの性質を利用しているのがパーマやカラーなどの薬剤です。
この薬剤で髪がアルカリ性になってしまうと、
キューティクルにダメージを与えて栄養分や水分が流失してしまいます。
こうなると髪は潤いやツヤをなくしパサつき傷みの目立つ髪になってしまいます。
以上のように健康である髪の毛は上手にバランス良く条件が保たれています。
カラーやパーマなどをすることでキレイ、可愛い、かっこいいを楽しんだり、リフレッシュしたり、
ヘアスタイルを変えることで日々の活力にしている方も多いと思います。
(ですが髪には負担がかかりダメージします)
だからこそ、10年後、20年後も健康な髪や頭皮を維持しヘアスタイルを楽しみ、
豊かなライフスタイルを過ごすためにも、
日々のご自宅でお使いになるシャンプー剤やトリートメント剤の選び方を
間違えないようお願いします。