ダメージケア
パーマやカラーの持ちは毎日のシャンプー剤で変わる
公開日:2022.10.30(最終更新日:2022/11/06)
こんにちは、prismvovvoです。
パーマやカラーをした後に使うシャンプーはどんなものを使っていますか?
まず、前提に髪の毛はどんなもので作られいるかというと、
髪の毛の約80%は「ケラチン」というタンパク質で作られています。
そのうち70%が「ケラチンタンパク」というもので成り立っています。
ケラチンは18種類のアミノ酸の結合によってできています。
そして、パーマやカラーはどういう原理で成り立っているかというと、
パーマは、毛髪内部にあるシスティン結合というところに働きかけ、
髪にウェーブを作ったり、ストレートにしたりします。
1液であるアルカリ性の薬剤を塗布し、ロッドを巻きシスティン結合を切断します。
ロッドを巻いた状態で、2液である酸性を塗布し1液で切れたシスティン結合を、
ねじれた状態で再び結合させウェーブがかかった状態で固定されます。
カラーは、1液染料はアルカリ性でジアミン酸系酸化染料です。
2液は酸性:過酸化水素で髪の色素を薄くします。
同時に髪の内部まで浸透し、化学変化によって染料を内部に定着させます。
パーマやカラーはこれらのアルカリ性の薬剤が、
髪の表面のキューティクルから内部へ浸透し、
タンパク質の結合力を弱めてしまうので髪がダメージを受けて、
毛髪内部のアミノ酸や水分などの栄養分が流出して傷みます。
傷んだ髪は、アミノ酸が流れ出て内部にすき間がある状態ですので、
洗いながら髪にアミノ酸や栄養を補給する必要があります。
特にパーマやカラー後のケアとしては、
アミノ酸の中でも上質なグルタミン酸を洗浄成分としたシャンプー剤で
洗い続けダメージを補っていく必要があります。
そうすることで、パーマの持ちやカラーの色持ち、
ダメージ具合も必ず良くなっていくと思います。
特にココイルグルタミン酸はアミノ酸系洗浄成分(界面活性剤)としては、
最もしっとりする洗浄剤で、保湿、保護、湿潤、柔軟効果が高く、
毛髪洗浄成分としてはこれ以上ないと言われている界面活性剤です。
トリートメント効果も高く、毛髪や皮膚を優しく適度な脱脂力で洗浄します。
そして、カラー、パーマ、ドライヤー、アイロンなどで受けたダメージによって
硬くなっている毛髪に柔軟性を与えます。
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しかし、石油系や石けん系の洗浄成分に少量のアミノ酸を混ぜただけのものや、
実は安価なアミノ酸を使っているものも販売されていることがよくあります。
このようなアミノ酸シャンプーを使っても、
髪や頭皮をよくする効果はほとんど期待できませんのでご注意下さい。
最も大切なことはそのシャンプーがどんな成分で作られているかが重要で、
上質なアミノ酸系界面活性剤を使用したシャンプーである必要があります。
パーマやカラーなどをすることでキレイ、可愛い、かっこいいを楽しんだり、
リフレッシュして日々の活力にしている方も多いと思います。
(ですが髪には負担がかかりダメージします)
5年後、10年後も健康な髪や頭皮を維持しヘアスタイルを楽しみ、
豊かなライフスタイルを過ごすためにも、
日々、ご自宅でお使いになるシャンプー剤やトリートメント剤の選び方を
間違えないようお願いします。
髪や頭皮に対するお悩みや問題を抱えていらっしゃる方も多いと思います。
そこには必ずそのようになってしまっている原因があります。
まずはご自身の髪や頭皮、髪質を把握することが大切です。
そして、何よりも毎日使うシャンプー剤が重要と考えます。
そのシャンプーがどのような成分で作られているかが最も大切なところであり
そこを間違わずに継続して使うことで解決できるお悩みも多いと感じています。
是非とも日々お使いになるシャンプーやトリートメントの重要さを知り、
5年後、10年後の髪や頭皮が健康でいられるようにお手伝いをさせて頂きたいと思います。